年に一度、職場に飼い犬を連れていくことができるチャリティイベントが今年もイギリスで開催される。
毎日、家に大切なペットを置いて仕事に行くのは辛いという人は少なくないですよね。もし、職場に犬を連れて行けるようになったら…と考えただけで、気持ちがハッピーになりますね。
欧米では、自宅から犬を連れて職場に来て仕事をできる会社もありますがごく一部であり、まだまだ一般的ではないのが現状です。常に職場に犬がいるとなると、様々な対応が必要となってくるからです。
ですが、イギリスには、年に一度犬を職場に連れてくることができる「Bring/Take Your Dog To Work Day(飼い犬を職場へ連れて行くデイ)」が開催されているのです。
2014年から開催されているこのイベント、今年は6月21日、本日行われることになっています。
犬に関心を持ってもらうためのイベント
このチャリティイベント「Bring Your Dog To Work Day(飼い犬を職場へ連れて行くデイ)」は、飼い犬を職場に連れて行くことで、犬を飼っていない人にもその素晴らしさを感じてもらい、保護施設や愛護団体などから動物を引き取ることに関心を持ってもらうことを目的としているイベントです。
ロンドンを拠点に活動している犬の保護団体「All Dogs Matter」とアジアの動物取引に携わっている国際慈善団「Animals Asia」の2団体が共同主催となります。
職場に愛犬を連れて行き、動物の為の寄付をしてもらう仕組み
イベントでは、犬を職場に連れて行く人たちに主催側となる慈善団体への寄付を求めています。集められた資金の全ては2団体でシェアされ、動物の福祉のために使用されます。
10ポンド(約1,400円)もしくはそれ以上寄付した人は、殿堂入りした飼い犬の写真撮影も行われその画像を貰うこともできますし、抽選くじで飼い犬グッズとして何百ポンドもの商品が当たる可能性もあるということです。主催側だけでなく寄付する側にもメリットのあるイベントが工夫されているのです。
犬の存在は人間の士気を高める
犬が人間に与えるプラスの効果は、これまでも様々なところで伝えられていますが、今回のイベントにあたって、主催側はサイトにこのように綴っています。
多くの科学的研究は、ペットの存在が職場での人のストレスレベルを大幅に減らすことができると結論付けています。仕事の満足度やチーム協力の向上、そして士気の向上全てが、ペットと一緒に仕事をするスタッフから報告されています。
このイベントでは寄付を募って資金を集めることだけではなく、職場に犬を連れてくることで社内のスタッフの生産性と幸福度を高める可能性を与えます。
そうなると、イギリス国内の何千匹ものペットが、今や飼い主と一緒に仕事に行けるということにも繋がるのです
犬を職場に連れてくる人たちは、まず上司の許可を得る必要があります。そこでOKがでれば晴れて犬を職場に連れていくことができます。年に一度のこのイベントを楽しみにしている愛犬家も多いようです。
職場にワンちゃん連れて一緒に出勤できるなんてとても素敵なイベントですね。
日本ではペットを連れて出社するなんてまず考えられないですが、犬を職場に連れて行く人たちに主催側となる慈善団体への寄付をしたり、周りのペットを飼ってない人たちにペットの素晴らしさを伝えるよい機会になりそうなイベントですね。
日本でも是非こういった取り組みをしていただきたいです。