世界一「醜い」犬コンテスト、2019年度チャンピオンはこの犬!
かわいさではなく、不細工さを競う「世界一醜い犬」コンテストがカリフォルニアで行われました。2019年度コンテストでチャンピオンに選ばれたのは、不揃いに伸びた毛とぶらりと垂れ下がった舌が「チャームポイント」のScamp(スキャンプ)。
彼の黒い体毛は伸びることがなく、何度トリマーに連れて行ってもレゲエミュージシャンのようなドレッドヘアーになってしまうそう。ヘアーコンディショナーももはや効き目はありません。
もともとスキャンプは迷い犬として救護され、2014年にあと1時間で安楽死というところで今の飼い主であるもモロンさんに引き取られた幸運な犬なのです。
「救護施設からの帰路、私は正しい選択をしたと確信したわ。お互い初めて会ったんだけど、車でかけていたボブ・マーレイの音楽をスキャンプは頭を振りながらノッていたのよ。彼は自分の生涯の家を見つけたことを知っていたようだった」とモロンさんは振り返ります。
これまでの7年間、スキャンプはセラピー犬として働き、老後施設の多くのお年寄りに笑顔をもたらしてきました。
どんな年代の人も好きなスキャンプは毎週近所の小学校を訪れ、1年生の子供達の膝の上に乗り、彼らの本の朗読を楽しく聞いています。
モロンさんとスキャンプはコンテスト優勝の大きなトロフィーと1500ドルを手にしました。優勝金は地域の各動物愛護団体に寄付されるそうです。