ドライアイスで冷却処置を行う
大切なペットが亡くなってしまった時は、冷却処置が必ず必用になります。その際の手順・気をつける事は、「冷却処置ページ」でご紹介しておりますが、今回は「保冷剤・氷」での冷却処置方法ではなく、「ドライアイス」を使った場合、まず購入方法・価格・気をつける事を記載して行きます。
購入先
まず、普段日常生活で「ドライアイス」は使用しないため、購入先が分からない方がたくさんいらっしゃると思います。その方達の為に、購入先をご紹介して行きます。
・ネットショップ
・ケーキ屋さん
・葬儀屋さん
上記から購入可能です。
ただ、ケーキ屋さん・葬儀屋さんに関しては、提供している場合がありますが、応相談ということになるでしょう。元々ドライアイスは販売目的ではなく、製品・遺体を冷やす為に仕入れられるものです。なので、一般的に販売はしていません。
きちんと理由を説明し、理解して頂ければ、販売してくれるかもしれません。
コンビニやスーパーで販売していればいいのですが、こちらも製品を冷やす為に取り扱っている場合が多いため、販売はしてくれないでしょう。
価格
ドライアイスの購入価格は大体
- 5kg:2,500円~3,500円
- 10kg:3,500円~6,000円
上記は一例なので、もう少し高い場合があります。
また、小売り販売をしている場合も少ないでしょう。もちろん小さくカットしてくれている物もないので、購入する際は5kg以上からがほとんどです。
気をつける事
皆様も一度は聞いた事があるかもしれません。
「ドライアイスを触るとやけどする」
もちろん、熱湯や熱い物に触ればやけどします。
それはドライアイスも同じで、素手でドライアイスを直接触ると痛み、水ぶくれといったやけどの症状が出ます。ドライアイスの温度は-79℃なので、触れて起こるのは「やけど」ではなく実は凍傷という外傷です。お子様がいる場合、ドライアイスに触れないよう気をつけなければありません。
また、ドライアイスは部分部分を確実に冷やしてくれるので、亡きペットの身体を冷却処置し、腐敗進行を遅延させるにはいいのですが、あまりの冷却能力だけに凍ってしまいます。
凍ってしまうと、最期の別れの際にペットが固まってしまい、かわいそうな事と、火葬の際に通常よりも大幅に火葬時間が必用になることがあります。
なので、ペットの火葬を行う半日前(12時間前)にはドライアイスを外す事をお勧めします。
二酸化炭素中毒[編集]
ドライアイスは日常的に用いられるが、高濃度(およそ7 – 8%以上)の二酸化炭素を吸入すると、たとえ酸素が大気中と同等程度含まれていても、二酸化炭素が呼吸中枢に毒性を示すために自発呼吸が停止し窒息することがある。特に昇華して二酸化炭素の気体になった場合は足下に滞留しやすいため、窒息あるいは酸欠による事故の危険がある。冷凍庫のような屋内や、車内で扱う際は、締め切らずに通気や換気を行う必要がある。たとえば350gのドライアイスを乗員室容積2,000Lの密閉した車内に放置すると、1時間で車内の炭酸ガス濃度は約10%となり、中毒を起こして意識不明に陥る危険性がある[11]。
高い場所でドライアイスを扱った際、二酸化炭素が離れた低い場所に流れ込み、そこで酸欠を起こした事故もある。
「使用を誤ると酸欠事故の恐れがある」、「廃棄できず、昇華するのを待つ必要がある」、「商品表面に二酸化炭素が浸透し、炭酸飲料のような刺激感を与えてしまう」、「二酸化炭素は地球温暖化の原因物質というネガティブイメージがある」といった欠点のため、近年ではドライアイスに代わって、ポリアクリル酸ナトリウムなどの高吸水性高分子と水をポリ袋に詰めた蓄冷剤が普及してきている。特に冷蔵でよいケーキの持ち帰り用には大部分がこの蓄冷剤に取って代わられた。なお、食品に使われるドライアイスはアンモニア製造やビール工場等の発酵過程で出る副産物を利用しているので、そのドライアイスを使用すること自体は二酸化炭素を増やさない。したがって、食品に使われるドライアイスは地球温暖化の原因物質ではない。
引用元:Wikipedia
まとめ
ドライアイスを購入する際は、少々大変ですが専門業に連絡し、購入する事ができます。ただ、ドライアイスでは極度に冷却されすぎてしまい、遺体が凍ってしまう事もあります。もしも、ドライアイスで冷却する際には一点だけを冷却するのではなく、少量のドライアイスを小さく砕いて、身体のあちこちに配置し、全身が冷却されるようにすると良いでしょう。
また、もしもドライアイスでの冷却方法がわからなければペット葬儀社の専門家に聞くと丁寧に教えてくれるでしょう。当サイトでもご紹介している、ペットのお葬式が出来る葬儀社を比較し、紹介しています。こちらの情報を元に連絡してみるのも良いでしょう。
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