動物感染症に気を付ける
ペットが亡くなってしまったら死後硬直対処や冷却処置を行わなければなりません。
しかし、動物の遺体へ接触するときは必ず気を付けなければならないことがあります。それは「感染症」です。
「飼っていたペットだから大丈夫!」と油断してしまうのは良くありません。
かわいがっていた我が子だからという気持ちはわかりますが、注意して対処するようにしましょう。では一体どんな感染症が存在し、どのように気を付けなければならないのでしょうか?
動物感染症とは
人間と動物の間に何らかの接触があり、動物の病原菌が人間の人体に伝染することを指します。
伝染する経路としては、直接伝染する場合と、間接的に伝染する場合があります。
直接伝染
- 接触(触れる事)
- 咬傷(噛まれたり・なめられたりすること)
- ひっかき傷
- 体液や排泄物
間接伝染
- ノミ
- 蚊
- ダニ
- シラミ
- 土壌汚染や空気
上記の経路から感染症が移る場合があります。
また、WHO(世界保健機関)とFAO(国連食糧農業機関)の専門家会議で、Zoonosis(ズーノーシス)は「人と人以外の脊椎動物の間で自然に移行する病気または感染」と定義されているようです。
安全に対処するために
こちらの情報を踏まえ、亡きペットの身体に触れる際には注意を払わなければなりません。
- ビニール手袋
- マスク
こちらを用意し、着用しながら亡きペットの対処をしてあげると良いでしょう。その際に、もしも手に傷やケガがありましたら遺体に触れないようにするか、必ずビニール手袋を二重にして取り扱うようにしてください。
また、ペットが亡くなる寸前に使用していた毛布類には「ノミ」「ダニ」「シラミ」が付着している場合があります。「使っていた想い出残る品だからすぐに処分したくない!」そんな気持ちもわかるのですが、注意を払い処分することをおススメします。
対処後の消毒
無事遺体の冷却処置が終わったら、消毒するようにしてください。
- 石鹸で手を洗う
- うがい
- 身の回りの清掃
このように消毒・衛生面に気を配るように心がけてください。着用していた衣類も速やかに洗濯するようにしてください。
また、対処後はむやみにペットに触れないように注意してください。せっかく安全に取り組んでも何回も触れてしまうと感染する恐れがあります。
まとめ
一緒に生活してきたかわいいペットでも、亡くなってしまったら細心の注意を払い、冷却処置などの対処をしてあげなければなりません。
世界の機関でも「感染症の定義」が存在する位です。
必ずしも「自分のペットだから大丈夫」と思わず、対処してあげることもペットとの良い思い出を残すためには必要なのです。
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→ 動物感染症に気をつける