ペットの「死」を受け止める
いつも元気にしていた「ペット」が突然いなくなってしまう。長年一緒に生活していたペットが、いざ「死」を迎えてしまうことなんて想像もしていなかった出来事です。この現実を受け止めたくありません。しかし、いつまでもショックを引きずってしまう事は死んでしまったペットも望んでいないことでしょう。立ち直るためにはどうしたら良いのでしょうか。このページでは、そんな悲しみにくれる飼い主さんへエールを送るページです。
まずはペットの死を受け止める事が非常に大切
人間同様、悲しいことですが命を持つ生き物には必ず「死」というものが訪れます。
普段一緒に生活を共にして、楽しいとき、悲しいときを
共存して生きてきた存在がいなくなることは、想像もつかなく辛い現実です。
元気だった姿がフラッシュバックし、目に浮かぶ映像も今では非現実的なものになってしまいます。
しかし、「死」に対して受け止めることが出来ず、ずっと拒否していてはあなた自身の心がいつまでも立ち直ることはもちろん、ずっと穴が開いてしまっている状態が続いてしまうのも事実です。
悲しい出来事ですが、まずは「死」を受け止めてからではないと前に進むことはできません。前に進むことが出来なければ、仕事や私生活にも影響が出てしまう可能性は高く、立ち直ることはもっと難しくなってしまうのです。
すぐに気持ちを切り替えることは難しいので、少しずつでも大丈夫です。徐々に立ち直ることができるように飼い主さん自身も努力をしてください。
動物にも寿命があると理解する
ペットは特に老いてきてもその愛くるしさに変わりはありませんので、老いてきているという感覚もわかりづらいかもしれません。しかし、動物に関してはご存知の通り、人間よりはるかに早いスピードで歳をとってしまいます。
■犬の場合 1歳 17歳~18歳
(以後一年ごとに4歳半)
■猫の場合 1歳 18歳
(以後一年ごとに4歳)
上記は一般的な年齢換算です。もちろん、種類や大きさによって異なる場合があります。
一般社団法人ペットフード協会による、「平成28年度 全国犬猫飼育実態調査」で発表されたものによると、犬の平均寿命は14.36歳、猫の平均寿命は15.04歳です。
もちろん血統種、体格(身体の大きさ)、飼育方法などによって差はあります。
この数字を素直に受け止めることが非常に大切です。
「飼い方が悪かったのではないかな」
「あの時、こうしてあげれば死なないで済んだかもしれない」
このように自分を追い詰めてしまう気持ちもわかりますが、あなたのせいではなく、自然現象なのだと理解してあげることが大切です。
突然死・事故死でもネガティブに考えない
一番つらいのが「突然死」「事故死」で最愛のペットを亡くしてしまうことです。
さっきまで元気だったのに・・・と思ってしまう事は自然なことです。
悔やんでも悔やみきれない。そんな思いから自分を責めたり、他人を責めてしまいがちになってしまいますが、一旦落ち着いて考えてみましょう。
■突然死
ペットは動物ですから、当然ながらお話しすることが出来ません。そのため、体調の急激な変化、どんなところがどのように具合が悪いのかは本人にしかわかりません。また、それを気付いてあげることは難しいことです。どの答えを探しても正解は残念ながらないのです。
もしも突然体調が急変し、死に至っても決して「あなた」のせいではないのです。
■事故死
もしも、あなた自身ではなく加害者が存在し、加害者によってペットの命が奪われてしまうこともあるかもしれません。この場合、怒りと悲しみが混合し自分をコントロールすることは至難の技でしょう。我慢しすぎることもあまりよくはありませんが、発散しすぎるのも危険です。あなた自身の本来の性格ではない急激な怒りの感情が、悲劇を生んでしまう可能性もあります。思いを相手にぶつけ、相手の想いにも耳を貸してあげてください。
決して加害者側も事故を起こしたくて起こしたわけではありません。加害者側も精神的に辛いことでしょう。
この場合、ペットロス症候群に非常になりやすいため、お互いに話し合い、納得することが非常に大切です。
大切にしてきたペットは、あなたを見守っているはず
亡くなってしまい、悲しみ・苦しみを払しょくすることは難しいです。
数十年一緒に生活してきた「家族」の死は簡単に忘れることはできません。
しかし、亡くなってしまったペットは必ず天国からあなたを見守っていることでしょう。
いつまでもあなたが悲しんでいたら、天国へ旅立ったペットも安心して天国で走り回ることはできません。少しずつ少しずつ立ち直っていく努力をしていきましょう。
また、後悔ないお葬式を上げてあげることも心のケアにつながりますので、東京でお葬式が出来るペット葬儀社ランキングを参考にしてみてください。
まとめ
最愛の家族でもあるペットが亡くなってしまう事は非常に悲しい・苦しい気持ちになり、自分をコントロールすることは難しいでしょう。
しかし、まずはペットにもいつか「死」は必ず訪れるものだという理解が非常に大切です。
寿命や突然死、事故死など受け止められない亡くなり方をしてしまったかもしれませんが、悲観ばかりせず、亡くなったペットのためにも最後きちんと葬儀を上げてあげることも、あなたの心のケアにつながります。